マッサージに行ってもすぐにぶり返す肩こりや腰痛。
「体質だから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、これらの不調は体からの「設計図(正しい姿勢)から外れていますよ!」というアラート(警告)です。
今回は、物理的な視点から「なぜ痛みが出るのか」を紐解き、不調を繰り返さない体へと生まれ変わるための「大切な第一歩」として、痛みのメカニズムをわかりやすく解説します。
⚖️「理想の形」から外れると、体液は止まる
解剖学上、人間には「最も負担が少ない形」が定義されています。
それが、当院が提唱する「左右対称性」「生理的湾曲(背骨のS字)」「重心が中心」という3大原則です。
この形から逸脱してしまうと、体には以下のような連鎖が起きます。
- 筋肉の硬直
本来使わなくていい筋肉が、姿勢を支えるために過剰に働く。 - 循環の停滞
硬くなった筋肉が血管や神経を圧迫し、体液の巡りが悪くなる。 - 脳の警告
脳は「流れ」が止まることを極端に嫌います(細胞が壊死するため)。そのため、痛みという信号を出して「異常」を伝えようとします。
つまり、肩こりや腰痛は、負担が集中し続けた結果の「疲労の蓄積部分」に過ぎないのです。
🏋️想像してください:5kgのダンベルをどう持ちますか?
なぜ姿勢が崩れるとそれほど疲れるのか。わかりやすい例えでお話しします。
【実験】5kgのダンベルを1時間持つとしたら?
- A: 肘を曲げて、体のすぐ近くで持つ。
- B: 腕を真っ直ぐ前に伸ばした状態で持つ。
答えは明らかですよね。「B」の方が圧倒的に早く限界が来るはずです。 支点(体)から重りが遠くなるほど、テコの原理で負担は数倍に膨れ上がるからです。
実は、これと同じことがあなたの首で起きています。
頭の重さは、一般的に「体重の10%」と言われています。
仮に50kgの人は5kg前後ということになります。
骨格図のように「まっすぐ」の姿勢で立っていれば、骨が重さを支えてくれます。
しかし、スマホを見るように「首を前に向けた」状態は、先ほどの「腕を前に伸ばして重りを持つ」のと同じ状態。5kgの重りが、首や肩の筋肉だけに猛烈な負荷をかけ続けているのです。
⏳「3ヶ月」放置すると、治すのが困難になる理由
この「無理な持ち方」を数週間、ましてや何年も続けていれば、当然筋肉は悲鳴を上げ、形そのものが崩れていきます。
ここで知っておいていただきたいのが、「筋肉の細胞が生まれ変わるサイクル」です。
人間の筋肉は約3ヶ月で新しく入れ替わります。
- 悪い癖に気付かず、3ヶ月放置する
悪い状態で細胞が定着し、左右非対称な体が「当たり前」になってしまいます。 - 見た目が崩れるだけでなく、「機能(動かしやすさ)」も低下
放置するほど、元の正常な状態に戻すのが困難になっていきます。
📊あなたの「姿勢の偏差値」を知っていますか?
今の自分の状態が、理想からどれくらい離れているのか。当院ではそれを客観的な数値としてお伝えする、独自の「姿勢の偏差値」を導入しています。
自分の状態を知り、自分自身で改善していくための方法を身につけることは、一生モノの財産になります。
ただ揉んでその場をしのぐのではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか」という根本的な原因に目を向けてみませんか?正しいバランスを取り戻せば、あなたの体はもっと楽に、もっと自由に動けるようになります。


